仕事を始めて数年。ただただ仕事をするのではなく隙間時間を使って資格を取ろうと思いたって、実際いくつかの資格を取得したので、そのお話をしたいと思います。
危険物取扱者乙種第4類(乙4)
まずはとりあえずとってみる資格として有名な乙4です。私も昨年に受験して無事合格できました。
法令、物理・化学、性質・消火の3科目で全て60%以上が合格ラインになるのですが、性質・消化が70%と少しギリギリの結果でしたね。
きっかけ
なぜこの資格を取得しようと思ったかというと、普段QuizKockというYouTubeチャンネルを見ているのですが、この中の企画で「10日間で国家資格を受験してみた」という企画があります。それを見て「自分もやってみよう」と思ったのがきっかけです。
実際に私もこの動画の中で出てきた「10日で受かる 乙種第4類」という参考書を買って勉強を行いました。ちなみに私は10日では不可能でした。(笑)1〜2ヶ月程度の勉強は必要でしたね。
乙4ってなに?
そもそも危険物取扱者ってなんなの?ということでまずはその種類についてです。
乙4という言葉を聞くことはよくあると思いますが、乙4はあくまで数ある種類の中の1つです。実際は以下表にあるように細かく分かれています。
甲種 | すべての種類の危険物 | |
乙種 | 第1類 酸化性固体 | 酸化性固体 塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類等 |
第2類 可燃性固体 | 硫化リン、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム等 | |
第3類 自然発火性物質及び禁水性物質 | カリウム、アルキルアルミニウム、黄りん等 | |
第4類 引火性液体 | ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類等 | |
第5類 自己反応性物質 | 有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物等 | |
第6類 酸化性液体 | 過塩素酸、過酸化水素、硝酸等 | |
丙種 | 引火性液体 |
乙4が有名なのはこれを取得しておけばガソリンスタンドなどで働く際に有用で、活用先が身近にあることが理由ですね。あとは日常生活に関係あるガソリンや灯油が関係しているのも理由の1つです。
難易度・合格率
乙種4類の合格率は30%~40%です。
これは他の乙種が約70%であることと比べるとだいぶ低くなっています。
なぜこんなに低いのか。ということですが以下の2つが理由として挙げられます。
(主には1ですが)
- 受験者数が多い
他の乙種が大体5万人程度の受験者に対し、乙種4類は約17万人と3倍以上となっています。それだけ本気度の低い人も受けているので、合格率が相対的に低くなっているんでしょうね。「とりあえず受けてみよう」で乙4を申し込む人も多いと思います。 - 3科目全てで60%以上の点数を取る必要がある
乙4の試験は以下の3科目に分かれており、それぞれで合格基準の60%を取る必要があります。得意科目だけを頑張ってもダメなので、全てを満遍なく勉強する必要があります。
・危険物に関する法令
・基礎的な物理学及び基礎的な化学
・危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法
特に私は1と3が覚えることが多くてしんどかった印象です。2は高校物理や高校化学の延長だったのでそこまで苦労はしなかったです。
まとめ
社会人になって仕事はしてるけど、家に帰ってすることがない。ダラダラしてるだけは嫌だなーとなんとなく感じている方にはおすすめの資格だと思います。特に理系の方にはおすすめで、そんなに抵抗感なく取り組めると思います。ある程度の努力は必要だと思いますが、国家資格は持っているだけで損はないですし、何かあった時に食いっぱぐれる心配もなくなるのでおすすめです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
他の資格も含めて一緒に勉強頑張りましょう。